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■タイトル 「全国ボラフェス・第18分科会・働く場としてのNPOを考える」が終わりました。
■最終更新日時 2004年04月02日16時25分54秒
■概要 全国から定員を超える方々が参加され、NPO雇用の厳しい現状と、雇用により充実する現場の姿に、未来のNPO環境を描くことができました。
■本文 ●金沢市は人口65万人、戦災を逃れたまちとして、戦前の記憶がいたるところにあります。NPO法人の数は県内102団体の内、金沢市は32団体、福祉系は半数弱あります。(9月末現在)
●特徴的なのは、戦前からの善隣館運動の思想を受けついだ、民生委員を核とした学校区単位の地区社会福祉協議会が54ヶ所に組織されており、校下婦人会、ボランティア組織、義勇消防など、古くからの福祉奉仕精神が受けつがれていますが、各組織とも、後継者の育成という大きな課題を現在抱えています。福祉系に限って言えば、校下の枠や世代を超えた社会サービスを提供する、新しい非営利団体が生まれずらいまちと言う事もできます。
●こうした非営利団体、NPO活動を支援する立場から地域を分析すると、ボランティア=無償という価値感がまだ色濃くあり、財源的にも自立した、自発的な組織を作って、多くのボランティアの方々と一緒に仕事するという発想にまだまだ積極的になれない。そういう考え方になじめないという方々が、実は沢山いる現実に出会うのです。
●そこで、このボランティアの大会へ、あえて「NPOの雇用」という切り口から企画を提案させていただき、社会貢献活動、ボランティア活動を少し整理しながら、自立した組織活動というものを考えてみようと思いました。
●お招きしたゲストの方々に、「ボランティア組織が人を雇用する」ことについて、それぞれの豊な経験を通してお話していただきました。
粉川さんには、最新のNPO求人情報を見ながら、専従者がいる場合と、いない場合(ボランティア)の仕事の効率をパワーポイントの図式で論理的にお聞きしました。
内山さんからは、幾つかの中間支援組織での働いている人たちの現状の声をまとめた貴重なレポートの報告もありました。
●現場に雇用者=専従者を置くことで、事業や活動が充実すること。そして雇用者=専従者は、それだけの仕事を要求されていることなどが話されました。
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(特)いしかわ市民活動ネットワーキングセンター
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