過去の情報
2005年2月22日(火)
最終回【15回・金沢】石川県NPO活動支援センター「あいむ」

 金沢21世紀美術館は「市民参加」が目玉のひとつでもある。オープンから5ヶ月、述べ観客数50万人を越えた超話題の現代美術館で働くサポートスタッフ組織を担当する美術館職員と、その組織代表者と一緒に「公共施設の市民参加」を考えた。
 オープンまでの準備期間に組織されたサポートスタッフの前に訪れた数々の想定外の事柄。そしてオープンと共に奔走されたこれまた予想外の事態に、やっと今組織リセットに着手。21世紀美術館の使命を達成する専門性と特殊性を「市民参加」が有効な手法として立証する戦いが、いよいよ開始された。そんな熱いセッションとなった。


2005年2月4日(金)
【14回・羽咋】羽咋市文化会館

 地域を拠点に活動しているNPO団体の方々、県内で活躍している観光ボランティア団体の方、今や全国に会員を持つ朱鷺保護協会の方。そして社会福祉協議会や、羽咋市行政からと13名の今シリーズ最多参加者。
 市民参加と協働を通し、個々の熱い
想いや、願いを語ったあっという間の2時間。まるで「市民活動どんぶり」のように、個性的な味が複雑に入り組んだ、地域固有の味わい。NPOキーパーソン達の横のつながりが、今後の羽咋市活性化の鍵となる。


2005年1月21日(金)
【13回・小松】こまつまちづくり交流センター

 小松市役所企画課を中心に、小松市社会福祉協議会からの参加もあり、行政関係6名と、こまつNPOセンターから2名の他、小松の子育て団体から1名の参加。
 小松市が委託をし、民間で運営している「交流センター」が、まちの市民活動団体とのネット
ワーク機能を発揮し、地域のニーズに答えて行くにはどうあるべきか?これまでも運営団体と共に会議の場に参加してきた熱心な行政関係の方々と、公共施設を担う市民組織との、共に汗を流す協働のあり方が大きな課題となった。


2005年1月14日(金)
【12回・松任】 松任市民会館

 鳥越村(2月から白山市に合併)でフリースクールを開校しているNPO法人ワンネススクール代表の森要作さん。テーマは不登校、引きこもり、NETTの社会参加支援ネットワークづくりの具体的手法に関して。
 すでに
関係する14団体ほどとの集まりが用意され、その後行政関係との繋がりも計画されている。きっと「ゆるやかな子育て支援ネットワーク」が、石川に誕生することだろう。

2004年12月3日(金)
【11回・輪島】 輪島市農民研修センター

 11月に引き続いてのテーマ「輪島市のNPOセンター」に関して。今回は現在センター事務所に入っておられるNPO法人「輪島市地域づくりNPO」代表の浦正克さんの他、石川県県民交流課からも2名の参加。
 地縁・利害
・テーマとそれぞれのコミュニティ団体の特性を理解し、まちづくりに向けてどのように体制を強めていくか。そのサロン的な特徴を「輪島市のNPOセンター」がどのように表現できるか。課題解決はいよいよこれからの気運に、輪島まちづくりの活力を感じた。

2004年11月26日(金)
【10回・加賀】 はづちを楽堂

 加賀市役所住民協働課から奥野さん。ここは、まちづくり、男女共同参画、生涯学習、文化振興と多岐に渡る仕事を一括している部署とのお話。2005年10月山中町との合併を控え、中々大変そう。会場であるはづちを楽堂を委託運営しているNPO法人「はづちを」への職員の期待は、この地区ならでは特徴のように思えた。

2004年11月20日(土)
【9回・根上】 根上学習センター

 国際交流活動を長年地域で展開している「ねあがりカライダスコープ」の谷口健一さん。組織長寿の要因に外国人の方々の出入りを上げられた。活動の対象者が具体的に見える場合と、私たちi−ねっとも含め、ゲストスピーカーNPO法人「こまつNPOセンター」代表久保さん達も抱える、どちらかと言うと活動対象が抽象的になりがちな中間支援センターとの違いが、とても興味深かった。

2004年11月13日(土)
【8回・輪島】 輪島市農民研修センター

 輪島市商工会議所の安嶋さんから、輪島における地域づくりの特色のお話。輪島市青年会議所の中島さんからは、いわゆる行政主導で走り出した「輪島NPOセンター」の課題。NPO基礎講座とパブリックリソースの活用など、ゲストスピーカーNPO法人「わくわくネットはくい」事務局長宮崎さん共々、話題は多岐に渡る。
 全日程終了後、安嶋さんの案内で漆の町輪島を案内していただく。旧輪島駅舎をリメイク活用している「みちの駅」に商工会議所が出店しているお店にも立ち寄り、個性的なまちづくりに感心。

2004年11月6日(土)
【7回・松任】 松任市民会館

 加賀市親子つどいの広場「まんま」の河原広子さん。地域の課題と活動への課題。ゲストスピーカー「子育て生活応援団」団長橘薫さんのお話と同分野でもあり、今後子育て支援のネットワークをお互い作ることに。加賀市と金沢市の出会いが松任市であってもネットワークに変わりはない。

2004年10月30日(土)
【6回・加賀】 はづちを楽堂

 6日の小松会場に参加できなかった小松市企画課の中浦さん。市役所各課職員が集まってはじめた「NPO研究会」のお話。地域の中間支援センターを生かしまちの活力につなげるために、とても熱心に取り組んでいる。ボランティア全般の傾向と、協働を担う市民力の前提条件などについて話す。
 ゲストスピーカーNPO法人「ゆうわ会」代表の田代裕子さんが、突然の事故で欠席の報が昼近くに入り、午前のみの開催となった。

2004年10月23日(土)
【5回・羽咋】 羽咋市文化会館

 羽咋市市民活動支援センター職員、わくわくネットはくい、コスモアイル市民サポーターの各メンバーなど、地域のNPO活動に関わっている方々が参加。羽咋市に中間支援センターを立ち上げた前市長が、市長選挙で落選した経緯もあって、不安解決のための市民組織の団結などに話が進展。
 ゲストスピーカー「はずちを」事務局代表の吉田栄治さんは、
パワーポイントでこれまでの経緯などを紹介。行政委託で市民が活力を得るか、否か。前提となる「市民の自律」を痛感したセッションとなった。

2004年10月16日(土)
【4回・小松】 こまつまちづくり交流センター

 小松市役所各課有志職員でつくる「NPO研究会」方が多数参加し、NPO法人「こまつNPOセンター」メンバーと一緒に小松における支援センターのあり方を考えるきっかけとなった。次回1月のセッションではこの課題が具体的に展開されるだろう。
 地縁コミュニティ活動ながら、各界講師を招いて5年前から始めた30回もの勉強会が、2年前から継続している「長町朝市」開催という、住民のまちおこしへの情熱につながったという、ゲストスピーカー「長町まちづくり事務局」中野成昭さんのお話に、得たものは大きかったように思う。

2004年10月2日(土)
【3回・かほく】 石川県西田幾多郎記念哲学館

 NPO法人「景星の会」代表河村明さん。地域の現状と移送サービスの継続を課題に。ゲストスピーカーNPO法人「さわやかいいね金沢」代表中野啓子さんの分野も福祉とあって、国土交通省の新ガイドラインをクリアするための移送サービスネットワークづくりに話題が発展。今後情報を交換しながら、移送サービスが可能となる地域づくりを共に目指すことに。

2004年9月25日(土)
【2回・七尾】 七尾サンライフプラザ

 羽咋市「コスモアイル羽咋」のスタッフ大門留美さん。ここの文化施設で働くボランティア組織がNPO法人とて活躍できないものかという課題。NPO入門講座や資金調達、法人設立についての話。ゲストスピーカーNPO法人「起業ネットかなざわ」代表山内司さんからは、サービスクオリティ向上と事業色を強めプロとしての自覚を持つNPOのお話。
 マンツーマンでの課題解決に、その後冗談ではなく、コスモアイル羽咋に、
「コスモアイル・ラボ」というNPO法人が立ち上がることになる。

2004年9月18日(土)
【1回・金沢】 石川県NPO活動支援センター 

 中間支援組織とは何?i−ねっととは何?という質問からのスタートとなった。参加された方々は主催団体に感心があったようで、新たなセッションは即興性が問われると覚悟した次第。
 ゲストスピーカー「元気ななお仕事塾」塾長の内山博史さんは、阪神淡路大地震を契機に始めた支援活動から、現在七尾の第三セクターで活動している内容について、お聞きすることができた。午前と午後のセッションがうまく噛み合わなかったが、地域での参加意欲に応じて、臨機応変に対応して行きたい。

  
(特)いしかわ市民活動ネットワーキングセンター
Copyreight2004.