設立趣旨

この設立趣旨は2000年4月25日に行われた設立総会において採決されたものです。

豊かな社会、明るい社会は、何を基本として創り上げられるでしょうか。環境問題、少子高齢化をはじめ数多くの諸問題を抱え、どのような制度や社会組織を創るべきでしょうか。我々が直面しているこれらのごく一部の課題は、私達市民一人ひとりの責任と自覚に基づき、市民として自主的に取り組まなければなりません。

私たちのめざす未来は、多様性、個人の自立性のある公正で、透明な開かれた市民社会(新しいコミュティ)です。このような社会を築くためには、個人の責任による自発的な活動とそれを促進するNPOの役割が大きくなってきています。

ここに私たちは、いしかわ市民活動ネットワーキングセンターを発足します。そして、更なるNPOの活動の促進と地域社会の発展の為、行政・企業・NPOの良好なパートナーシップの構築に向けて「協働の仕組みづくり」を考えます。幅広く分野を越えて共に活動することは、相互理解を深めると共に新たなコラボレーション(共創)を生み出し、各々が持っている能力をより高めることになるでしょう。そして互いの存在価値を認め合い、そこに市民の声が反映される環境づくりこそが、「成熟した市民社会」の創造には必要不可欠であると考えます。